平城宮跡で見かけた電車

前の記事にも書いたように平城宮跡敷地内には近鉄奈良線の線路が横切っている。ここだけではなく奈良県京都府南部には鉄道が遺跡や陵墓地の敷地を通り抜けているところがいくつもある。別に鉄道が横暴を働いたわけではなく鉄道敷設当時何もなかったところがのちの発掘調査で歴史遺産であることが分かったものである。今そういう場所を鉄道趣味的に見ると列車と歴史的建造物とのコントラスト(動と静)を強調した写真撮影が楽しめるスポットとなっている。というわけで今回平城宮跡に立って走ってくる電車を追った。

 

もう一度朱雀門の前を走る近鉄特急を
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前の記事と同じく内裏から撮った別バージョン。

 

朱雀門へ近づき
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5800系など8連の大阪難波行き急行。
門から入ってきた人は写真後方に見える踏切を渡り大極殿に向かう。

 

若草山を入れて
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22000系4連大阪難波行き特急
上の写真の踏切際で奈良方面に向かって撮ったもの。東大寺の屋根も少し見える。
いつか三宮行き特急も走るだろうか。

 

西大寺向きに立つと
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京都市営10系6連京都線奈良行急行
一昨年には平城遷都1300年記念塗装の車両もあったが運行は終了した。

 

もうひとつ乗り入れ車両
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阪神1000系6連奈良行区間準急。
いまやタイガースカラーの電車も違和感なく奈良の町を走り抜ける。
京都市地下鉄と阪神電車、一見何のつながりもないように思える両者が奈良の地で同じ線路上を走るということに改めて気がつく。平安京から難波京から福原京からみんな平城京へと集まってくる。

 

2012.3.11撮
撮影順ではありません