夕日を背に受ける103系

20年近く走り続けているJR奈良線の103系。時代の流れにわれ関せずを通し続け全国的にも貴重な存在になったが、ここへきて周辺路線の車両の置き換えが明らかになりその影響を受けることも現実味を帯びてきた。思えば103系はこの色で山手線にデビューしたのが最初で当初ウグイス色などと呼ばれていた。谷渡りするウグイスのごとく各地へと渡って活動範囲を広めていった。それから半世紀以上が経った。今、陽は落ちようとしている。鮮やかだった彩は夕暮れに映える色でもあった。

奈良線六地蔵付近にて
同じ場所
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２０１６．７．１４撮