釉裏紅瑞穂瓶

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今は台風シーズンだが、これが過ぎれば実りの秋。それにちなんで一昨日床の間に出した。京都在住の陶芸家河合誓徳氏の作品。彼の得意とする釉裏紅で豊かな実りあるいは太陽の恵みを表現している。特徴的な肌触りのよさがつい手を触れさせてしまう。だが古い作品であると見られ近作に比べると紅がストレートすぎて真夏のような感じを受ける。今の彼の作品の赤を見ると秋の夕焼け空のような色をほのぼのと出すことに成功している。それと回青とのコントラストは奥深さを感じさせずにおれない。その作品は外務省買い上げとなり外国からの要人への土産品として渡されるそうだ。そんな現在の彼の作品を手に入れようとすればどのくらい必要なのだろうか?これは某百貨店の大蔵ざらえ市で手ごろな値で物にした。

全長29cm、胴径17cm