80年代の名鉄 26.金山橋駅

今は金山にはJR・名鉄・地下鉄の寄り集まる総合駅ができているが、かつては各鉄道ばらばらに駅が点在して乗り換えに不便だった。高座橋を挟んで西にJR中央線金山、東に名鉄金山橋があった。それが1989年名古屋市で開催されたデザイン博覧会を機会に統合した駅をJR駅の位置に作ることになり、名鉄駅は移転し、駅名も金山橋からJRにそろえて金山に変えられた。またそのときにJR東海道線の駅も併設された。現在の金山駅は二つのJR線の間に名鉄が割って入るような線形で駅の構造も苦心の跡がうかがえる。

 

そういえば金山橋~新名古屋の間にあった「ナゴヤ球場前」も今は「山王」と名を変えた。このとき一緒に撮っておけばよかった。そのときナゴヤドームができるなどとは誰も知らなかった。

 

①坂道から駅舎を眺める。
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どこからが駅なのだか。金山橋駅は高座橋の袂からゆるい坂をだらだら下がったところにあって繁華街からやや外れていた。駅建物も坂道に沿って建てられておりちょっと変わった感じだった。アーケードのところにきしめんやおでん等の屋台店が並んでいて匂いに足を止めたくなった。いかんいかん、電車が来てまうがや。

 

②高座橋から名鉄を見下ろす。
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パノラマDXは犬山方面行きか。

 

③駅構内。
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ホーム屋根や跨線橋は誠に古めかしい。このとき知らなかったがこの駅のホーム屋根の支柱に尾小屋鉄道で使われていたロシア製レールと同じ物が使われていたらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/22585198.html?p=3&pm=l

 

写真はいずれも総合駅へ移転の前月である1989.6.5撮影