京阪大谷駅にあるもの

    これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)

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昔から交通の難所として知られる逢坂山の手前に京阪大谷駅は位置する。大津市に属するが市街地へ行くにはこの山を越えなければならない。

 

大谷駅浜大津方面のりばのホーム(対向ホームより撮った)。
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ホーム全体上り坂になっている。置いてあるベンチに注目。

 

もう少し近くから見てみよう
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なんと左右で脚の長さが違う。他の駅では使えない特製品。

 

ちょっと駅から出て坂道を登ってみる。登りきると名神高速道路がま下に見える。と、その後ろに石碑がある。
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京都から大津にかけ今の名神のルートのかなりの部分が大正時代まで旧東海道線のルートだったところをなぞっている。この石碑の下18mのところに昔の逢坂山トンネルの西口が眠っているのだ。名神建設にあたって地中に埋められた。道路建設公団がこの石碑を建てた。

 

さて駅に戻って京都方面の電車を待つ。来た来た!太秦天神川行きだ。
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緩い上り勾配を登ったと思ったら急カーブになりそのあと下り坂になる。そしてすぐ大谷駅に到着。滑り止めの砂を撒いて走っているのが分かる。この砂、「すべらない」ということで受験シーズンには受験生に頒布されて好評だったとか。

 

蛇足・百人一首読み札の蝉丸の絵は帽子のようなものを被っていて坊主頭なのかどうか分からない。子供のとき坊主めくりで蝉丸が出てきたら坊主として取り分没収にされたのが理不尽に思えた。
「これぼんさんとちゃうやんか~」なんて叫んで…

 

写真はすべて本年3月16日撮影