塗色変更される京阪800系

前記事からの続きである。

 

今回の大津線塗色変更のニュースで意外だったのは、京津線の800系にまで及ぶということだった。白・水色・黄色トリコロールの現塗色は1997年の同型登場以来ずっと親しんできたもので琵琶湖をイメージした同線にふさわしい色だっただけに、石山坂本線は変わろうともこちらはこれからも残るものと思っていた。京阪電車の一員として揃いのいでたちになるのはわからぬでもないが少し惜しい。近年大津線の車両に復刻塗装と称してかつて80系や260系が纏っていた色を期間限定で復活させていたが、後々そんなことをするくらいならこのままにしておいた方がいいのではないか。

 

などと言っても根は鉄ちゃん。色が変わるとなれば今のうちに撮影をという性根はいつもと同じ。何枚か撮っておいた。

 

浜大津
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駅を出るといきなり大きくカーブを切って西へ向かう。その後も急カーブや急こう配の連続。ブレーキや変圧器機の消耗が激しいのではないかと案じてしまうがかれこれ20年無事に走り通しているのは丈夫な車両といえよう。

 

追分で浜大津行を
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この駅や隣の大谷駅など勾配の途中に駅がある。ここからが大津市になる。ホームに大津絵が飾られている。

 

四宮に留置中の編成
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地下鉄乗り入れ当初は全列車が京都市役所前止まりで編成に余裕があったのか2本3本留めてあることが多かったが半数が太秦天神川まで延長された今は1本あるかないか。

 

800系の先頭車の車内は相反型固定クロスシートになっていてその座席は本線9000系でかつて使われていたものと同じで当時の9000系を彷彿とさせる。その9000系は数年前の塗色変更の際に他車と同じようなロングシートに変えられてしまった。そのことを思い出し800系も同じようになるのではないかとふと気になった。

 

2017.6.18撮