乗り放題切符の旅・§1、遠州/中編 遠鉄バス

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相月駅から下りて国道152号線に出ると「相月駅前」というバス停がある。

  遠鉄バス水窪町西鹿島線

遠鉄バスは静岡県西部をカバーする路線網を形成しているがその中でももっとも北へ向かうのがこの路線である。同停留所間を約1時間30分で結んでおり区間運転も含めて一日6往復ある。かねてよりここは乗りたいと思っていた。
古い地図を見ると飯田線中部天竜から二俣線遠江二俣間に国鉄の計画線が書かれている。結局実現することはなく、その代替路線として水窪西鹿島間の国鉄バスが設定されていたのだが国鉄民営化後遠鉄バスに引き継がれた。今回この路線を全区間乗りたいのは山々だがそのために飯田線水窪まで行ってしまうとバスは発車した後で間に合わない。2つ手前の相月なら21分の接続で乗り換えることが出来る。飯田線を相月で下りたのはそのような理由であった。

 

でも先にも書いたように何もないところで21分はもてあましてしまう。それならせめて1つだけ前の停留所まで歩いてみよう。地図を見ればそのくらいの時間はあるはずだ。

 

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というわけで13時03分、1つ前の「城西橋」停留所から乗車。

 

道は小さな川沿いに走るがやがて本流である天竜川に合流し雄大な風景を楽しめる

 

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改良工事中のため仮車道を通ったり

 

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こんな急カーブ急勾配を通ったり

 

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40分も乗っていると秋葉ダムの巨大な設備が見えてくる。ここから下流は開けてくる。

 

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現在の浜松市天竜区の中心地となる旧天竜市市街地。「山東」には遠鉄バスの営業所がある。

 

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天竜浜名湖鉄道天竜川橋梁が見えてくる。こちらも並行して同川を渡る。終点は近い。

 

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14時29分定時、終点西鹿島駅前到着、運賃630円。ここには今年1月にも天竜浜名湖鉄道で降り立って以来9ヶ月ぶり。

 

さあここからはまた電車に乗るぞ。

 

つづく

 

2008.10.5撮 なお車内からの写真は最前列の座席に座ってフロントガラスあるいは側窓越しに撮ったものです。