乗り放題切符の旅・§1、遠州/前編 JR飯田線

10月3日に鉄道の日記念・JR全線乗り放題切符が発売されてさっそく最寄JR駅(奈良線)へ買いに行った。10月4日~19日までの期間JR全線の普通・快速列車1日乗り放題の乗車券が3回分で9180円である。仕事をしている身では平日に乗り歩くのは難しくどうしても休日にしか使えない。期間中日曜日3回と祝日1回ある。それらの日を利用して未乗区間に行ってみようと思い立った。

 

1回目、10月5日挙行 遠州路を行く
6時38分、切符を買った最寄り駅から乗車。まず京都へでて東海道を東へ。米原、大垣と乗り継いで豊橋10時22分着。すでに3時間44分経過。ここで飯田線に乗り換え。えっ、遠州行くならまだ東海道線に乗り続けなければならないって? ところがこちらからでも行けるんです。

 

  豊橋10時43分発天竜峡行き普通。119系2連。

イメージ 1
豊橋構内で食べ物など買ってホームに行くと既に停まっていてどのボックスも1人か2人で占有されていた。男性客が進行方向窓側に1人で座っているボックスを見つけその向かい側に座る。幸いにもこの客は豊川で降りたのでそのあとに座れる。豊川からは単線でのどかになる。

 

客室最前部は荷物室として縄で仕切られていて一番前の扉は乗り降りできない。簡易クハニである。とはいえ職員が乗っているだけで大きな荷物など見当たらなかったが。なお飯田線内では全ての扉が半自動で乗客が手で開けなければならない。
イメージ 2

 

11時17分新城着、ここで3分間停車。
イメージ 3
上り列車と交換、あちらも119系。

 

本長篠を過ぎるとグッと山間に入り川が寄り添い渓谷が迫ってくる。そろそろ正午になり買っておいた弁当を広げて車窓に見入る。

 

12時26分中部天竜着。8分間停車。乗務員が交代した。
イメージ 4
そう、ここは遠州浜松です。飯田線は一部分静岡県を通るがそれはすべて浜松市天竜区内である。平成の大合併佐久間町水窪町浜松市編入された結果である。浜松はずいぶん北に広い市となったが、その点京北町編入した京都市に似ている。さて遠州に入ったわけだがもう少しこの電車に乗る。

 

本当はここで降りてレイルウェイパークに寄りたいところだがここでゆっくりする時間がとれず涙を呑む。
イメージ 5
車窓からチラリと見えたクモハ52とED11。名残惜しや…

 

佐久間を過ぎると峰トンネルという長いトンネルに入る。そのあとも小さなトンネルを越え飯田線の中では比較的長い一駅間を走る。またトンネルを抜け…

 

12時43分相月着。豊橋発車から丸2時間。降りたのは私一人、乗車なし。私を下ろした電車はさらにまたトンネルに入り天竜峡へと向かう。
イメージ 6

 

相月駅はホーム1本の山間の小さな無人駅。周りには農家が建つばかりで商店はおろか飲料の販売機も見当たらず。
イメージ 7

 

こんなところで降りてどうするの? それは次の記事をお待ちください。
<つづく>