夏の乗り鉄・飯田線①

現在中央本線のほとんどの列車は岡谷から塩尻の間はみどり湖経由の短絡線を通るがかつては辰野経由で大回りしていた。今もその区間中央本線として残っているが実際は支線扱いで岡谷~辰野は飯田線の一部とみなしたほうが実情に即している。今回は岡谷から飯田線の列車に乗る。

 

岡谷15時37分発天竜峡行き普通
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JR東海の119系2連である。走行距離は89.0kmだが3時間13分かけて全駅を停車して走る。
以前は上諏訪方面から辰野へはスルーで入線できたが線路が付け替えられ岡谷でスイッチバックしなければならなくなった。岡谷を出た飯田線列車は中央本線の上下線の間から抜け出るようにして分かれていく。

 

飯田線には何度か乗っているが駒ヶ根~相月の間が未乗である。今回完乗をめざす。辰野から飯田線に入ると伊那の広陵とした平地を走る。ところが駒ヶ根を出ると南アルプスの山が迫ってきて山裾を縫うように走るようになる。見通しの悪い山林の中急カーブ、勾配が続きよくこんなところに線路を敷いたものだと驚く。やはり鈴鹿山地の山裾を走る養老鉄道養老線と感じが似ているように思った。

 

途中何回か交換に出くわした。
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対向列車を撮った写真はどれもピンボケでがっかりだったが恥を忍んで出しておく。飯田線の主力は東海の119系だがその他にも東日本の115系、東海の313系が入ってくることがわかる。313系飯田線ではせっかくの高速性能が出せず歯がゆいだろう。

 

18時9分飯田着
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岡谷から75.9kmながら2時間32分経過。今日は飯田で下車するがこの列車はここで15分停車後さらに天竜峡まで走る。

 

飯田駅
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地方都市にしてはえらい赤々しくて派手な駅舎である。まあ「いいだ」ろう。今日一日乗り詰めだったが大半は長野県内だった。ここもまだ長野県。駅近くのホテルに投宿。

 

以上2010年7月31日訪問

 

つづく