祝・嵐電開業100周年

先日100周年を迎えた阪急に続いて本日嵐電も開業100周年を迎えた。本日京都新聞記事参照
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100325000114&genre=B1&area=K00

本日たまたま仕事で嵐電沿線へ出向いたので、記念撮影しておいた。ただしデジカメは持たなかったので携帯での撮影。記念日とはいえ普段と変わった様子はない。京紫の新塗装車も運行されていたのだろうがあいにく行ったときには遭遇しなかった。これからいくらでも見られることになるだろうし現塗装を撮っておいてよかったのかもしれない。私にはこの色のほうがしっくり来る。
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天神川にて

100年といえば大きな時間の流れだがそのうちの半分以上を私も見てきているわけで自分とのオーバーラップをさせるとそれほど長い時間とも思えない。変なものである。そのことを抜いても嵐電が生きてきた時間は今年同じ100年を迎える阪急や京阪よりもゆったりと流れているように思えるのだ。
1967年4月
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嵐山にて

1980年4月
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帷子ノ辻にて

今も単行で地平をのんびり走る図は変わらない。レトロな雰囲気を今に伝えることに生きがいを見出しているかのようだ。100年後にもやはりこの姿が続いているのではないだろうか。

こう書くと100年の間大きな経営努力もしないまま安閑と走り続けてきたかのように受け止められてしまいかねないが、そのようなことを言いたいわけではない。大手に比べて物的人的に制約が大きくぎりぎりの経営を続けてきただろう。一時期にはモータリゼーションのあおりを受けて苦しいときもあっただろう。ターミナルである四条大宮は集客力で決して有利な土地とはいえない。そんなことを考えてみると良くぞここまで生き延びたと言える。こうして小規模、懐古的ということを武器にしてこれからも古都を走り続けてほしいと願う。本日はおめでとうございます。