曽我町子さんを悼む

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新聞によると7日未明初代オバQ役声優だった曽我町子さんが自宅で死去されたそうである。享年68歳。我々の世代には曽我さんといえばオバQの声としてのイメージがとても強い。オバQがヒットしたのも彼女の声によるところが大きい。あれはもう40年も前のことか。ブレイクしたのが28歳ごろというのは決して早い方ではないが、彼女のその後を考えれば人生の早いうちでの出来事だったといえよう。オバQがはまり役過ぎてイメージがついて回り新しい役柄に出会う機会を奪ったといえる。ひとつ思うのは初代オバQの放映期間がとても短かったのだなということだ。あれだけのヒットをもたらしていながらTVでの放映期間は1年半ほどしかなかった。ドラえもんサザエさんがもう30年以上続いていることを考えればオバQのそれはあまりに短い。先年交代されたが声優大山のぶ代さんはほぼ30年間ドラえもんを演じ続けてきて国民の間に親しまれた。オバQだってドラえもんと比べてそれほど見劣りする作品とは思えない。せめて10年間は続いてもよかったのではないか。それくらい続いていれば曽我さんの声はもっと国民に親しまれていただろう。早過ぎる終了は曽我さんの活躍の場を失わせいにしえの人とさせてしまった。数年後2代目そのさらに数年後3代目のオバQが登場したが声は曽我さんではなく古いファンを落胆させた。そして初代ほどは話題にならずにいつしか消えていった。そして今オバQの漫画本も動画も版権の問題から公に見ることはできない。往年の大ヒットを知るものにはオバQも曽我さんもつくづく不幸なキャラクターだったと思う。天国からオバQのようにふわふわと浮きながらこの世を覗いていてください。ご冥福を祈ります。

 

オバケのQ太郎の記事⇒http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/3295492.html?p=2&pm=l
なおこの記事で現在持っているオバQグッズはぬいぐるみだけと書いているが、その後実家の物置部屋から先日ブーフーウーソノシートと共にこのソノシートも見つかった。