パーマン

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真っ赤なマントを翻し来たぞ僕らのパーマンが。

 

私が小学校5年のころ初代のパーマンが流行った。あのオバQの後釜となる藤子不二雄の作品だった。少年サンデーをはじめ小学館の学習雑誌に掲載されたしTVではモノクロ作品として放映された。オバQよりはアクション的ストーリーが強い。スーパーマンに出会った小学生諏羽満夫(前の3文字を音読みするとスーパーマン!)はマスク、マント、バッジを渡されパーマン1号となり他のパーマン仲間(5号までいた)とともに悪役に立ち向かう。空を飛ぶ時速は91㎞、マスクを被ると6600倍の力が出るとか藤子の作品ではそのような数字にこだわることが多い。どういう根拠かわからないが。しかし91㎞ではあまり速くないし電車に追いつかない。追跡も大変だったろう。6600倍の力というのはどのようなものかしら。物理的にはF=maなので質量すなわち体重あるいは加速度が一時的に6600倍になるのかな。

 

初代のパーマンがでて18年後にまたTVアニメ化された。今度はもちろんカラーである。スーパーマンという名前を出すことが著作権上難しくなったためバードマンとなった。諏羽満夫がスーパーマンというシャレも出せなくなった。また正体が他人にばれるとくるくるパーにされるという設定も放送コードに引っかかるので動物にされるということになった。それではパーマン2号が正体を知られたら何にされるのかしら。そして2人の藤子不二雄はそれぞれ独自の作品を手がけるようになり、以前の作品も主に描いていたほうの所属となってこのパーマン藤子・F・不二雄のものとなった。それでもこの作品は少なからず2人の筆が入っていて2号のキャラはA氏になるものだという。

 

正体はばれずに通ったが、諏羽家にしょっちゅう出入りしてパーマン当ての電話がかかってきたりしてこれでばれていないはずがないと思う。第一声が元と変わらないしね。