初期の横浜市営地下鉄

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横浜市営地下鉄は1972年に上大岡~伊勢佐木長者町が開通しているが、1976年にその両端が延伸されて上永谷~横浜間となった。京急を上大岡で降りて開業間もない延伸区間に乗った。実は目的地は関内だったが一旦上永谷まで行ってみた。上永谷は地上駅だった。乗車した車両を撮った。まだ1000系しかない頃である。正面は車掌室側の窓が大きくて斬新な感じだったが全体にのっぺりしてそっけない感じだった。当初は非冷房だった。開業したての地下鉄の終着駅というのは何もないところということが多い。この写真の遠景をみても造成中の土地が広がってるばかりだ。先日神奈川県の人口は大阪府を抜いて全国2位になったそうだが、今はこの場所もずい分建ち並んだことだろう。地下鉄もその後さらに伸びて隣の藤沢市湘南台に至った。北はあざみ野まで。もはや市内交通ではなく郊外電車だ。ここに撮った1000系電車は最古参となって老朽化が進み年内には姿を消すそうだ。30年も経てば無理もないか。

 

1977.1.30撮