東急三昧  3.東横線~目黒線

世田谷線乗車後渋谷へ出る。東急の渋谷駅は田園都市線東横線とも地下駅でもとより光線条件はよくない。その上にホームドアが設置されて何しろ一日中混雑しているときては撮影どころではない。構内の撮影は諦めて駅から出る。

 

これでも撮っておこう
イメージ 1

ハチ公広場に置かれている初代5000系のカットボディー。NHKの案内所に使われている。また雨が強まってきたが人波は途切れることがない。これだけ撮るのにも時間がかかった。この後東横線に乗る。同線には20年ぶり、地下駅になってからは初めてだ。

 

中目黒で
イメージ 2

メトロ日比谷線との接続駅。やってきた03系を撮る。5ドア車の編成。京阪5000系を見慣れているとそれほど珍しいと思わないが客用窓がすべて戸袋窓というのはかなり無理をした設計だと感じる。ここはもちろん東急の駅だがそこへ2路線から来るメトロの車両同士が顔を合わせるという不思議なことが起こる。このような例はもう一つ名鉄犬山駅がある。同駅では犬山線からやってきた名市交鶴舞線の車両と小牧線からやってきた名市交上飯田線の車両が顔を合わせる可能性がある。もっとも名市交上飯田線の車両の絶対数が少ないのでその確率はレアではあるが。

 

田園調布旧駅舎
イメージ 3

ここも地下駅でホームドアもあって構内撮影には不適。安全のためとはいえ東急の駅はホームドア設置が進んでいて撮影者泣かせだ。ホームドア設置は発着する車両の変化が少なくなる面でもファンとしては寂しい。というわけで駅の外に出ると復元された旧駅舎がある。現在は駅業務も地下で行われておりこの建物は駅舎としてではなくエレベータ―乗り場に使われている。その向うにはいかにもセレブな人たちがいそうな街並みが広がっている。再び駅に戻り目黒線に乗ることにする。

 

奥沢
イメージ 4

田園調布から一つ目の駅。駅横に留置線がある。あまり撮影条件は良くないが駅から出て並んだ車両を撮る。目黒線はメトロ南北線都営三田線三者乗り入れをしていてそれぞれの社局の車両が並ぶ。東急の路線であるがむしろ乗り入れ相手の車両特にメトロの車両をよく見かける。自社の5000系が肩身狭そうにしている。

 

またやって来た大岡山
イメージ 5

大井町線との交差駅だが立体交差ではなく同一ホーム上で乗り換えできるようになっている。大井町線乗車時は素通りしたが今回降りてみる。ここも地下駅である。目黒線ホームにはドアが設置されているが大井町線の方には鉄柵があるだけ。大井町線の電車を改めて撮っておくがそれだけにしておこう。

 

次の列車に乗って目黒へ。この先の区間は半分以上が地下を走るのであまり景色を楽しめない(不動前付近の高架部分は壮観だが)。私鉄の郊外路線というよりは地下鉄の一部分のような感じである。よって撮影はしていない。

 

目黒到着
イメージ 6

東急の終点目黒、JR山手線乗り換え、ここまで乗ってきた都営地下鉄6300系の西高島平行き。大半の列車は都営またはメトロ路線へとスルーする。二つ先の白金高輪で両線は分かれる。東横線田園都市線に比べると乗降客数は多くないがこの駅は広々した造りである。それは次のようなことへの布石かもしれない。

 

現在この路線の西端は日吉に至っているが将来さらに横浜市羽沢というところまで延伸させる工事が始まっている。そこへ西から路線を伸ばしてくる相模鉄道とドッキングさせる予定という。この計画にはJR東日本も絡んでくる大プロジェクトとなる。その完成の暁には目黒線も東京~横浜の新しいバイパスの一部分として大きく変化することとなろう。

 

ここで駅の外をちょっと見てそのまま引き返した。