東急三昧 1.大井町線~田園都市線

2日目の用事も終わり放免となった。帰りの飛行機まで十分時間がある。それでは趣味に耽ることにするか。さて首都圏外の鉄道ファンからみて意外と見落としやすいのは東急電鉄ではないだろうか。JRと民鉄の競合区間があれば他地区の人間はまずJRを使う。小田急東武などのように観光特急を走らせていたら他地区の人間も乗ってみようと考えるが東急にはそれがない。第一沿線に大きな観光地がなく純然たる通勤路線である。そんなわけで路線が複雑に入り組んでいながらこれを乗りつぶそうという気持ちになかなかなれないでいた。これを機会に全線は無理だが半日で乗れるだけ乗ってみようと考えた。

 

まず品川から一駅、大井町からスタートしよう。おあつらえ向きの切符がある。「東急ワンデーオープンチケット」660円。東急の大半の駅の券売機で購入でき、利用日一日東急の路線が乗り放題という重宝なものだ(ただし乗り入れ先のメトロやみなとみらい線には乗れない)。

 

大井町線
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6000系 溝の口行き急行 東急のこれまでのイメージは車両に特色がなくて地味というものだったが、いきなりその思いは覆された。このあとも東急の車両は結構おしゃれだと知ることとなった。

 

大井町線は途中旗の台、大岡山、自由ヶ丘と3か所も同じ東急の他路線と接続する。大岡山は地下駅で2路線が相互発着できる面白い路線配置だった。

 

上野毛
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面白いところにある駅だなと思って前面窓から撮った。東急には高架下や地下の駅が結構多い。次は二子玉川である。

 

二子玉川入線
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大井町線田園都市線のジャンクション。半蔵門線を経てやってくる東武の車両も見える。この先終点溝ノ口まで両線が並走する複々線区間となる。田園都市線という名は当初大井町線を改称し大井町から長津田までの部分を指していた。その後長津田以西の延伸、新玉川線の完成と半蔵門線への乗り入れ、この駅の改修などで運行形態が変わり旧来の線名に戻った。

 

溝の口
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大井町線の終点でありJR南武線との乗換駅でもある(JRの駅名は武蔵溝ノ口)。ここで田園都市線に乗り換えもう少し先まで行ってみたい。5000系の田園都市線急行が来た。これには乗らず次にやってくる普通に乗るつもり。

 

宮崎台まできたけれど
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溝の口の二つ先の駅である。この駅に隣接してに東急が運営する「電車とバスの博物館」があるので今回訪問してみようと思っていた。本来木曜日が休館日でこの日は金曜日なので開いていると思って行ったのだが「木曜日が祝日の場合はその翌日が休館」なのだった。前日の木曜日は秋分の日、うーん、そこまで頭が回らなかった。心残りだが引き返そう…。

 

再び二子玉川
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普通電車をここまで乗り後続の渋谷方面行き急行に乗り換え。二つ先の桜新町で先の普通を追い抜くため。多摩川べりに作られたこの二子玉川駅、どことなく阪神武庫川駅を連想してしまった。やってきたのはメトロ8000系による久喜行き急行。次の目的地に向かう。

 

2016.9.23撮

 

つづく