福岡地下鉄七隈線に寸乗

渡辺通にあるホテルから歩いて元助へ食べに行き、帰りも来た道を戻ればよいのだが少し雨模様になってきた。そこに地下鉄薬院大通駅の入り口に目が留まった。

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七隈線には乗ったことがない。ちょっと乗ってみるか。
福岡地下鉄は隣までの一駅乗車は100円で乗れる。薬院までの一駅乗ってみよう。

 

天神南行きがやってくる
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七隈線は2005年に開業した地下鉄の中で最も新しい路線であり、リニア鉄輪式を採用しているので他の路線と直通できず趣を異にしている。ターミナルの天神南駅空港線天神駅から離れていて西鉄線をはさんでおり、ちょうど神戸地下鉄の三宮における山手線と海岸線の関係に似ている。
車両前面スタイルは東京メトロ副都心線の車両のそれと似ているとあるWEBに書き込みがあったが、私は一目見たときヘリコプターが地下に舞い込んだかと思った。

 

車内
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駅構内も列車内も空いていたので一枚撮った。リニア地下鉄の車両断面は小さいのでこじんまりしているがドイツ人デザイナーの手による車内レイアウトは外国の車両を思わせる。

 

降りた車両を見送る
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降りてから側面の色合いを見てみるとこれは日ごろ見慣れている京阪のシティコミューター色を髣髴とさせるなあ。でもシティコミ色は2008年から始まったものだし京阪のほうが後なのである。

 

一駅はあっという間だった。まあ全線地下なのでどこまで乗っても同じことだし夜も遅くなってきたし今日のところはこれでいいか、などと考えてもう一駅乗ればいいのにまた地上にでて結局雨に濡れてホテルに帰ってきた。バカだね~。

 

独自性の強い路線・車両にもかかわらず一駅乗っただけで「あの鉄道のここと似ている」とあれこれ思いを馳せさせてくれた。結局は日本の都市交通の一つなのである。現在の天神南終点と言うのは他路線との接続に問題があるが、今後キャナルシティーを経由して博多駅までの延伸が検討されているそうな。実現の暁には県外の者にも使いやすくなるだろうしそのとき全線乗りに来よう。