高架化前の近鉄十条駅

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京都線の京都~鴨川橋梁の間は今は高架線になっているがその昔大部分が地上線だった。東寺駅だけは九条通りをまたぐため奈良電の時代から高架駅だがこれを過ぎると下り坂で十条は地上の小さな駅だった。ここでも十条通りと交差しているが往時は十条通りは狭くて東西に貫通していず交通量も少なかったので問題にならなかったのであろう。しかし道路が改良されてから交通量は飛躍的に増え平面交差は渋滞の一因となった。またその南側では新油小路通りの南進には近鉄との交差は免れずこれを平面とすると更なる渋滞を引き起こすので立体交差が急務となった。十条駅は隣の上鳥羽口とともに1996年より高架化に着工され1999年11月に高架駅となった.
新しい高架線に初めて乗ったとき今まで見上げていたあちこちの看板を見下ろすことが出来て印象が変わって驚いた。今新油小路に京都高速道路が建設されている。これができると上鳥羽口近鉄は見下ろされることになる。時代が進むにつれ上へ上へと重なっていくのだろうか。1996年クルマを運転中通りかかった十条駅を撮った。旧駅を撮ったのはこのときだけになってしまった。