プラモ組み立て・ドイツ鉄道230型DL

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まだ東西冷戦さなかだった1966年からソビエト(現ウクライナ)ルガンスクの車両工場で東ドイツ向けの電気式ディーゼル機関車が製造された。この機関車はBR130と形式が与えられリュドミラの愛称がついて1251両が製造された。いかにもソ連型というような武骨さだが3000馬力の高出力で東独国内で重宝された。やがてドイツ統一後発足したドイツ鉄道にこの機関車も引き継がれ形式は230型となった。たが騒音や排気の大きいことから活動が狭められていき大半が引退した。しかし一部は地方の民営鉄道に払い下げられて現在も活躍しているものもある。

 

この機関車の1/87のモデルがドイツ・Revell社から発売されている。大阪日本橋のJoshin1番館で見つけて買ってきた。HOサイズなのでできれば動力化して走らせたいと思ったがうまく合うようなパーツは現在入手できない。仕方なく飾り物としてそのまま組み立てて今日完成させた。

 

未塗装なので塗装する必要がある。東ドイツ時代かTLGへ払い下げ後かいずれか選べるようになっている。私は東ドイツ時代の色とした、といっても実物を見たわけではく正確な色はよく知らないのでパッケージのイラストを頼りにして国鉄特急赤2号を選んだ。しかし後日同型車のRoco製品写真を見るともっと明るい色だった。名鉄レッドくらいがよかったかもしれない。

 

日本のARIIのプラモのような車体一体成形ではなく組立てるようになっている。各パーツごとに先に塗装してガラス窓など嵌めつけてから車体を組むようになっている。この順だと組み立て時継ぎ合わせ部分がはっきり分かってしまうし接着剤のはみ出しなどが目立つ恐れがありできれば組み立て後塗装したいところだが、そうすると足回りと合体が出来なくなってしまう。仕方なく塗装後組み立てたが継ぎ目が目立って気になる。

 

微細な部分の彩色はデカールを貼り付けて行なう。車体下方のクリーム色の帯も貼り付けたが17㎝にも及ぶデカールを水から取り出して車体に貼り付けるのはねじれたりちぎれたりしそうでかなり集中力が必要だった。アップでお見せするには耐えない出来だがまあ何とかできた。

 

以前に組んだARIIのEF58とも並べてみた。こちらのほうがやや短い。しかし1/87と1/80のちがいなので実物はこちらのほうが長いのかもしれない。EF58は動力化して線路上を走らせられるがこちらのはあくまで飾り。ちょっと物足らない。