2012和歌山紀行番外 伊太祈曽の駅名について

先の記事にも書いたように和歌山電鐵の本社や車庫のある駅の名称は「伊太祈曽」である。
にもかかわらずこの駅の駅舎に掛けられている駅名看板は「伊太祁曽駅」となっている。
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再掲

 

そして和歌山駅出発前のいちご電車の写真を見ると
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再掲 方向幕に「伊太祁曽」と記されている。

 

そもそも駅近くの神社の名称も「伊太祁曽神社」である。どうして「祈」の字を使うのだろうか?
これはいかに?と思い同電鐵にメールで問い合わせてみたところ即日回答を送っていただいた。

 

神社の名称は「伊太祁曽(いたきそ)」、地名は「伊太祈曽(いだきそ)」となり、
漢字・読み方とも違います。
弊社では地名と同じ表記・読み方で「伊太祈曽(いだきそ)」を使用しています。
 
駅名看板等の表示が「伊太祁曽」となっているのは、弊社が貴志川線を引き
継ぐ以前の、”南海電鉄”時代のものを手を加えず使用しているためです。
ということで、手元にあるJTB時刻表2001年12月号で南海電鉄貴志川線の時刻表を見てみると確かに「伊太祁曽」となっている。和歌山電鐵発足にあたり町名にあわせて変えられたようだ。
ではどうして神社名と町名が違っているのかと思ってしまうがそれは

 

神社の表記や読み方には神社ならではの謂れがあるように思いますが、神社と
地名が違う理由については、残念ながら弊社では分かりかねます。
とのことだった。

 

一つ勉強になりました。ご丁寧にお返事くださったことに感謝m(~)m

 

cf.実は今使っているPCで「いだきそ」と打って変換すると「伊太祁曽」と出てくる(「いたきそ」は変換不可)。そんなわけで伊太祈曽と書くにはいちいち直さなければならず手間取っている。