伊勢志摩サミット開催に伴う近鉄特急の変化

諸報道の通り来る5月26日に各国首脳を招いたG7伊勢志摩サミットが三重県志摩市で行われる。これにより前後の約1週間会場となる賢島には関係者以外立ち入れなくなりアクセスの各種交通機関もストップとなる。近鉄志摩線も鵜方~賢島間運行休止となっている。
⇒ http://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/summit.html

 

さてそれでは趣味的に見て賢島行き特急はどうなっただろうか。京都を午前に出る2本の特急について丹波橋まで見に行ってきた。京都発8時10分⇒丹波橋発8時17分の801列車と京都発9時15分⇒丹波橋発9時22分の901列車(伊勢志摩ライナー)のことである。

 

まず構内にある列車案内板
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左隅に本日賢島行き列車は鵜方までの運転と張り出されているが本体表示はいつも通り賢島行きのままであった。

 

801列車到着
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この列車は30000系VISTA-EXと22000系併結の6連であった。到着時の構内アナウンス(自動放送)もいつも通り賢島行きと案内していた。しかし車両先頭(30000系)を見ると中央の行先表示灯こそ「賢島」となっているが車掌室窓に「本日は鵜方まで」と表示板が掲げられていた。

 

同列車出発
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22000系側の最後尾にも行先表示灯の上に同じ表示板があった。

 

では伊勢志摩ライナーは

 

901列車到着
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構内アナウンスはやはりいつもと同じ。そしてそもそもこの伊勢志摩ライナーやしまかぜには前面にHMや行先表示灯がなくこのような時でも特に表示板を出したりしない。ご覧のようにいつもと何も変わらず。側面の行先表示もいつも通り「賢島」とされているだけだった。いささか拍子抜け、この後来るはずのしまかぜも同様だろう。

 

なお他に気付いた点だが、今日見た近鉄の職員さんはみんな「特別警戒中」と書かれた赤い腕章をつけておられた。

 

すべて2016.5.24 近鉄丹波橋にて撮