阪堺上町線の軌道移設工事

昭和の大阪情緒を今に伝える阪堺電車天王寺駅前から住吉まで走る路線、天王寺界隈といえば下町だけれど線名は上町線と呼ばれる。その上町線天王寺駅前から阿倍野までの一駅間、軌道の移設工事が進められている。道路の拡幅に伴い軌道を道路の真ん中に通すためのもので停留所のバリアフリー化と軌道敷の緑化も行われる。本年12月上旬に完成し供用される見込みである(一部は来年初頭)。
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様子を見に行ってきた。

 

天王寺駅前
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現電停の西側に新駅が建設中。駅内に歩道橋・地下道をつなぐエレベーターも設置される。駅舎の阪堺電車のロゴがよく引き立つ。

 

駅下手
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現路線の西側に沿ってずっと新軌道が敷設中である。工事中の軌道に立ち入りはもちろんできないが横断歩道の一部として通行できるところがある。信号が赤の時も新線部分は安全地帯のようになって立ち止まっていられる。そのような場所から撮った。

 

阿倍野筋東側歩道から
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東側の歩道からは現在の軌道を走る電車が間近に撮れる。新軌道に移ればこのような撮影は難しくなりそうだ。

 

阿倍野筋西側歩道から
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上の写真のほぼ反対位置からあべのハルカスをバックに撮る。道路と軌道をブロックで区分し架線柱がセンターポール形になっている。自動車進入はしにくくなろう。。

 

阿倍野電停(下り方面乗り場)
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現在はこのような小さなホームだが拡幅されスロープを設置してバリアフリー化を進める。ただし工事進行の都合上先に上りホームを完成させその後下りホームができる予定。したがってこの下りホームは年内いっぱいは見られる一方上りホームはすでに仮設のものになっている。

 

2016.9.25撮