山陽電鉄西代駅

 

YESかNOか?
「始発駅を止まらない電車がある」
⇒答えはYES。兵庫県山陽電鉄の特急は同社の始発駅・西代を通過し他社線に乗り入れる。始発駅といっても山陽電鉄の場合、そこで途切れているわけではなく神戸高速鉄道と線路がつながっている。西代駅は普通しか止まらない小さな駅でここ始発・終点の列車は一つもなくすべて神戸高速鉄道に乗り入れて神戸市の中心地に至る。特急の多くはさらに阪神に乗り入れて大阪梅田まで足を伸ばす。このような例はもう一つ茨城県鹿島臨海鉄道もある。この鉄道鹿島神宮~水戸間を結んでいるが、実は鹿島神宮から一つ目の鹿島サッカースタジアムまではJR東日本の路線でその部分は乗り入れていることになる。しかし鹿島サッカースタジアムはサッカー試合開催日のみ営業の臨時駅で普段は自社線の始発駅にもかかわらずすべての列車が通過する。

 



昭和58年10月の午後西代下りホームに立って、来る電車を撮った。この区間は平成7年阪神大震災で大きな被害を受けたところだが、復旧を契機として地下化されこのような光景は現在見られない。

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自社線内に入りながらも同駅を通過する山陽の姫路行き特急、現在3000系は特急運用から撤退した。

 

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停車する阪急からの乗り入れ車須磨浦公園行き普通。現在ここに阪急からの乗り入れ車はやって来ない

 

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西代を発車した上り新開地行き普通。旧塗色である。この2700系はその後2300系に改造されたがそれも今は中間車化され他系列に挟まれ、このような独自の顔はもう見られない。


その時はなんでもないようなものでも時がたつと大きな変化に驚くことがある。