30年前の写真その3・南海大阪軌道線

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この路面電車、現在は阪堺電軌という独立した社名を名乗っているが当時は南海電鉄の一路線で上記のような名称だった。とはいっても最初から他線とは軌間も車輌規格も違って独立した路線だった。以前ここで平野線の記事を載せているが今回は阪堺線上町線の交差する住吉付近である。

住吉停留所に止まる恵美須町行きモ161形172。当時はこのクリームと緑の塗りわけが主流だった。このタイプの車体が多かった。
上町線住吉~神ノ木間を行く天王寺駅前行きモ121形122。121形は車体が元大阪市電の1600形のものだが、阪堺の元からの車輌と類似しており区別がつきにくい。大型車は塗り替えが進められていたが未だ緑一色のものも残っていた。ニス塗りの木製窓枠が美しい。ある方のブログに”路面電車の「後追いカット」は絵にならない”旨が書かれていたが正論。迫力が伝わってきませんな。

30年を経て社名も変わり走る車輌もだいぶ変わったが、今も走り続けていることに健闘を讃えずにはいられない。
11月23日撮影