昨年に30年前の写真として1975年に撮った写真をご覧頂きましたが、年が改まり1976年に撮った未発表のものをいくつか出させていただきます。年月が経って変色してお見苦しいものが多いですがご寛容ください。まずは福岡市内線です。昨日西鉄を出してますがあれよりさらに10年前のものです。
福岡市内線は最盛期には総延長50kmに及ぶ路線網があったのですがこの前年にその半分以上がなくなり、このときには中心部の環状線と千鳥橋から貝塚へ伸びる線が残るだけでした。それまでは多種の車両があり連接車もありましたが、縮小に伴い整理され500形と呼ばれるものばかりになりました。趣味的には寂しい状態ではありましたがそれでもこんな見所がありました。環状線を歩いて回りました。思い返すと自動車の通行量がそれほど多くなく撮影は比較的やさしかったです。たまたまそうだったのかも知れませんが。しかし残ったこれらの部分もその3年後には全廃されてしまいました。北九州へ移っていった連接車両も後年また追われて各地に再び散っていきました。北九州市内線も今はもうありません。
①市街地を走る環状線にも一部に専用軌道がありました。福岡市内とは思えない情景。福高前~緑橋間にて