1976年京都で見た湘南色

イメージ 1

イメージ 2

JR東日本東海道口から113系が引退したのにあのオレンジと緑のツートンを今も湘南色というのも不思議な気がします。でも西日本の113系はずい分いろいろな色に塗り替えられましたがそれでも湖西線や山陰線に湘南色は残っています。80系以来50年以上ここまで長続きしたというのはデビュー時のインパクトと親しみやすさがあったからでしょう。いい色だと思います。

 

今でこそ湘南色というと113系が主ですが流れからいうと80系→153系→165系というのが本家筋で113系115系は塗り分け線が少し違うので厳密には分家といえます。とはいえ80系、153系、165系もそれぞれ前面の塗り分けが違います。湘南形といえば間違いなく80系を指しますが、湘南色の総本家はどれとは一概に言いにくいところです。その本家筋が走っていた頃です。

 

153系も山陽新幹線岡山開業で大半の山陽急行運用がなくなり東海道線の新快速に転用され新快速色(今の113系阪和色)に変えられました。だから1976年時点で原色153系はあまり見ることは少なくなりましたが全滅したわけではなく季節列車や団体列車などの波動用に残されてました。上の写真は8月のある日曜にたまたま見かけたものです。臨時の湖西線普通として使われていたのが到着したところです。水泳などのレジャー客を多く乗せて帰ってきたのでしょう。ずい分久しぶりに見た湘南色で思わず撮りました。もう一つは同じネガに残っていたもので同日ではないが同じ頃撮ったクモユ141です。単独で停まっているのをしっかり撮っておきました。10両しか作られなかった車両だったので見たのはこのときだけでした。郵便車自体が今では懐かしい。このころは京都駅で積荷作業がされていたのですね。確か中央郵便局との直通通路がありました。今はもうないのでしょうか。そしてそれ以降これらの湘南色もあまり見ることはなくなりました。どちらも日付が特定できません、あしからず。