異物混入

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京阪の1900系は後年は各編成5連でまとめられてどの番号はどの編成に属しているかは決まっていた。しかし1994年から95年にかけて1925~26編成の真ん中に組み込まれた1950は機器の点検という名目で編成からはずされて寝屋川工場の奥に置かれていた。1900系には予備車はない。そこでその間代わりに2805がはさまれていた。1900系の中に2600系が混じるというのは前代未聞のことだった。概観ですぐ見分けがつくし、車内の内装板の色も違う。そのまま続いて1950は廃車かと案じたがやがて復帰した。2805も本来の編成に戻った。京阪は外観の統制にはわりとこだわる会社だ。このような混成は後にも先にもこのときだけだった。阪急で5000系や3000系の中に付随車化した2000系の残党が挟まっているのを見たりすると京阪のこの頃を思い出す。この頃は1900系も全編成健在で三条発宇治行きなどに活躍していたものだ。今や1900系は残すところあと2編成のみ。最後まで編成をとかれることなくそのまま活躍して欲しい。