客車は
合造車のバラエ
ティーに富んでいた。そのなかでも極めつけはこの形式であろう。1両をよくそれだけ区分けできたものだがバランスの取れたスタイルは重苦しさはない。勿論それぞれの運輸対象の需要量の少ない閑散線区に回された車両だ。私が出会ったのは1972年7月28日
鹿児島本線八代駅ホームで待っているとき反対側に止まっているものだった。
合造車はどれも製造両数が少ないので出会いは一期一会になることが多い。前のキハ26300もそうだったがこのオハユニ61も見たのはこのときだけだった。ホームで待っていたのは当時東京~
西鹿児島に運転されていた長距離急行「
桜島」だった。これに乗って京都へ帰った。