現在は681や683にかなり押されてきたが雷鳥は登場以来ずっと485系で運用されてきた。それがとうとう取り替えられる時がきたようだ。長い間よく続いてきた。雷鳥だけでなくひところは文字通り北海道から九州までほとんどの電化区間で見られた。北陸線にはしらさぎ、白山、はくたか、北越などがひしめき合った。金沢駅などでは来る列車次から次へと485系や489系であった。そして思えば7年前までは白鳥などという1000㎞以上走る在来線では日本最長の電車特急にも使われていた。完乗して連絡船で北海道へ渡る旅客もいたのももう昔語りだ。まだまだ東日本や九州にも仲間はいるけれど活躍の場はやはり狭められている。国鉄色やボンネットはもう貴重になった。それらは北陸線に始まり北陸線で終わるのか。あとしばらくの余韻を楽しみたい。