スカイレール・前編

広島から約20分。JRを瀬野で降りる。ここから次の八本松まで、通称セノハチは勾配が連続するため上り貨物列車の後部には補機がつくことで知られている。

 

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後部補機EF67が付く貨物列車が通り過ぎていく。

 

この駅の北側に隣接してスカイレールサービスみどり口駅が建っている。
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山間に開かれた住宅地へのアクセスとして1998年に開業しみどり口~みどり中央間1.3㎞を約5分で結んでいる。モノレールとロープウェーを合わせたような乗り物で今のところ全国でここだけである。これも鉄道の仲間、ひとつ乗ってみよう。

 

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ロープウェーは1本の索条をつるべ式に使っているが、スカイレールは環状の索条を1方向に回して使っている。そのため両端ではゴンドラは乗客を降ろした後Uターンする、つまり常に上下の方向は一定していて左側通行になっている。

 

では車内を見てみよう。
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日曜日の朝8時台、まだ乗客はいない。乗降扉を挟んで両側にそれぞれ窓に沿い4人分の座席と3本の吊革がある。定員25名。

 

路線ほぼ中間にみどり中街という駅があり、ここで上下がすれ違うようになっている。
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ロープウェーのように傾斜度が常に一定ではなく緩急がありまた大きくカーブするところもある。この点モノレールに近い。この先セノハチにも勝る急勾配・曲線でさらに登り終点へと向かう。

 

終点みどり中央駅
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中央といっても回りに特に何もなく住宅が建ち並んでいる。子供が遊んでいるほか人気見当たらず。
何もすることはなさそうだ。

 

帰り道は後編で。