伊予鉄道市内線大手町で

フェリーで松山に着いて泊まったホテルはJR松山駅伊予鉄大手町駅の間という好立地。
市内線の線路に面していたので朝食後やってくる電車を何枚か撮った。雨天にもかかわらず…
以前出した伊予鉄市内線の写真→http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/50559815.html
松山を訪れたのはこのとき以来。

 

モハ50 前期型 57
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往年の京都市電を思わせるスタイル。それもそのはず、そもそもこの車両の基本設計は京都市電800形をモデルとしたそうだから。そしてこの形式に現在使われている制御器はかつて京都市電2600形に使われていたものを再利用しているそうだ。

 

モハ50 後期型同士の出会い  左70 右75
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前期型とはガラッと変わったスタイルだが性能は同じ。全体的なプロポーションはだいぶ違うが屋根の浅さや前面の中央窓の大きさなどどこか京都市電700形を思わせるところがある。京都市700形は車齢が若いにもかかわらず早いうちに淘汰されてしまったがこの車両は長く使われていて幸運と思う。
大手町といえば郊外線と市内線との交差で有名。郊外線通過のときは市内線に向けて遮断機が下りる。
遮断機はなかったがかつて京都で見られた京阪と市電との交差を思い起こさせて懐かしい。

 

モハ2000 2006
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今も元気に走っている元京都市電2000形。改軌され前面幕板部が変わったが京都市電当時の面影をよく伝えている。あれやこれやで京都の鉄道ファンとして伊予鉄市内線には因縁浅からぬものを感じる。

 

モハ2100  2109
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前回訪れたときはまだなかったので今回初めて見た。各地に登場した超低床のノンステップ車のひとつだが連接タイプでないのは珍しい。なんといっても四角四面の車体はインパクトが大きい。坊ちゃん列車の客車はマッチ箱と呼ばれるがこの電車はさしずめ「ロールケーキ箱」かな。松山名物タルトの箱をこの電車に見立てたデザインにすればいいかも。

 

今回は撮影だけで市内線に乗る時間はとれず。そして道後温泉にも行けなかった(涙)。

 

2011.3.21撮