秩父鉄道・その1

1夜あけて2日目の行程が始まる。寄居で泊まったのは他でもない、秩父鉄道に乗るためだ。

 

寄居8:52発 三峰口行き急行「秩父路1号」
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来たのは急行用の6000系。譲り受けた西武新101系を2扉クロスシート化した車両だ。
寄居で「ぶらり!秩父長瀞おでかけきっぷ」を1000円で買う。別に急行料金200円が必要。

 

6000系のシート
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やはり西武の特急車に使われていたものの再利用。リクライニングするが4席向かい合わせに固定されている。空いていて座席は選り取りだった。中央扉を塞いだ部分は大きな窓になっていてここのワンボックスが見晴らしがよいが、私は先頭車最前列に座った。
波久礼を過ぎてから荒川が迫ってきて長瀞に掛けて渓流の風景を楽しめる。

 

皆野9:12着
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西武線から乗り入れてきた長瀞行と交換。
向こうの高いお山はなんという名? 武甲山です。

 

秩父9:21着
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旅客駅は広い貨物ヤードの片隅にある。あれあれ、右側に入線するぞ!都営地下鉄三田線から来た5000系の普通羽生行と交換。

 

御花畑9:23発
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駅を出ると西武線との連絡線が分岐しその先に西武秩父駅が見える。さすが大手私鉄だけに駅も大きい。
都心から直通で来たのか30000系が停まっている。

 

次の影森を過ぎると山間に入り込み急カーブや勾配が多くなる。数日前に降った雪が点々と残っている。
やがて見通しの利かないカーブをぐっと曲がったかと思うと

 

9:40 終点三峰口着
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広い構内で何本もの車両が停まっている。ホームで元東急8500系の7000系と隣りあわせとなる。元西武と元東急の車両が並ぶとは堤康次郎五島慶太が見たらさぞ驚くに違いない。しかしそれもつかの間、急行は乗客を降ろすと留置線へと下がっていった。
さてこの駅は三峰山への登山口として開けていて大半の乗客はバスに乗り換え山へと目指すのだが、私はそれには追随せず戻りの電車が来るまでここで時間をつぶそうと思う。

 

~つづく
2012.2.12撮