東武東上線

東武博物館を見た後北千住へ出て常磐線、山手線と乗り継ぎ池袋へ出る。
夕方近くになってしまったが全く未乗の東武東上線に乗ってみたかった。

 

池袋15:00発小川町行き急行
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さすが東京、昼間から堂々の10連。それでも発車5分前ではもう座れない。
沿線は宅地化が進んでいるが時折木立も見られる。これが武蔵野なのか。

 

32分で川越市到着。とうとう立ったままだった。いったん下車。
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川越の町をぶらり散策して。

 

川越市17:28発小川町行きTJライナー1号
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TJライナーとは夕方下り方面だけ運行される急行より速い列車種別で専用の車両50090系が使われている。4扉通勤車だがこの列車に使用するときはクロスシートになるマルチシート仕様だ。近鉄L/Cカー5820系の友達?
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池袋始発時には300円の着席整理券を発行して定員乗車とするが途中駅からの乗車では必要ない。特急と呼ばないのは伊勢崎線で全区間定員乗車を守っているデラックスな車両の特急を走らせているのと区別するためであろうか。東武らしいこだわりに思える。川越市からは2人分占有してのびのび座れた。

 

すっかり暗くなったが武蔵嵐山という駅名があった。嵐山は「らんざん」であり「あらしやま」ではないが、どんなところかちょっと降りてみたい気がした。

 

18:05終点小川町到着
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池袋始発の列車の運転は最長この駅までで全線走破する列車はない。ここから寄居までは単線となり閉じ込め運用の4連ワンマンカーが走る。橋本を境に運行形態が変わる南海高野線に似ている。そういえば小川町も橋本もJRとの連絡駅であることも同じだ。

 

小川町18:11発寄居行
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「私鉄の103系」と呼ばれた系列両数民鉄最多を誇る8000系である。第一線からは退いているがまだまだ各支線での主力である。インフレナンバー5桁なので80000系かと思ってしまうが8100形の112号車である。しかしすでに30000系や50000系といった5桁形式車が登場しているだけに混乱しそうだ。車内は昭和のテイストを伝える。

 

18:26終点寄居到着
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JR八高線秩父鉄道と接続するターミナルなのだが周囲はひっそりしていてどうしてこのようなところが終点なのかと思ってしまう。そもそも東上線とは東京と上州(群馬県)とを結ぶことを目指して作られた路線なのでここからさらに延伸するはずだったのが果たせなかったわけである。上越長野新幹線ができた今ではここから線路が延びる可能性はゼロだ。

 

川越で寄り道しつつも一気に全線踏破した。都心と衛星都市を結ぶ純然たる通勤路線であるが都心から離れて行くにつれ次第にのびのびした気分になっていった。越生支線に乗りそびれたのが心残り。今度いつ来られるやら。予約していた寄居のホテルに投宿。東武三昧の一日であった。

 

2012.2.11撮