旧国鉄高砂線跡の一部

姫路から山陽電車で引き返し高砂で下車。この駅の前をかつて国鉄高砂線が通っていて山陽駅に向かい合うように「高砂北口」駅があった。国鉄高砂駅はそこから一駅先であった。その区間を歩いてみる。

 

高砂北口駅跡
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一面の自転車置き場となっている。無料であろう。最近はどこの駅前でも駐輪はできなくなってきてこのような光景もやがて見られなくなるかもしれない。線路跡は遊歩道となっていて分かりやすい。

 

高砂駅のあった手前
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腕木式信号機と転轍機テコが残っていた。道一面に咲くツツジが綺麗だった。

 

高砂駅
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広い貨物線と申し訳程度の旅客ホームがあった。現在地域コミュニティーバスの転回場となっている。その中心にモニュメントとして鉄道用車輪が置いてある。これは以前見た野口駅跡にもあった。

 

駅跡を示す石碑
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転回場の片隅に建っている。なき鉄道への墓銘碑か。
旅客扱いはここで終点だったが貨物線はこの先高砂港まで続いていてそれも遊歩道として軌跡は追える。しかしこれこそは鉄道跡というものが見つからない。何かただ散策しているだけの気分。

 

やっと見つけた石標
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「エ」のマークは国鉄のものだ。線路際に立てられた用地の境界標だろう。この1本だけが見つけられた。この先海岸の前まで歩いたがもはや鉄道線路の痕跡は見つけられなかった。

 

2012.5.6撮