140円で駅弁を買いに行く

JR西日本イメージ 1

我が家からJR奈良線六地蔵駅木幡駅へはほぼ同じくらい距離がある。ある日木幡駅まで歩いていき隣の六地蔵までの140円の切符を買った。京都行きの普通に乗ればものの2分で着いてしまうがこの日は奈良行に乗った。宇治で快速に乗り換え終着奈良まで乗車。140円をだいぶオーバーしている? 改札を出ればね。ここから大阪行き大和路快速に乗る。ここ迄来たのはある物を買おうとしたためだ。とりあえず天王寺で下車。ここにあるかもしれないと思いホーム中ほどにある売り場を覗いてみる。いくつかの商品が並んでいたが欲しいものはすでに売り切れていた。ここでの買い物は諦め環状線で大阪へ出ることにする。
売り場は11番ホームの一端にある。ここでも覗いてみるとさすがに品数豊富。それは駅弁である。最近の大きな駅弁売り場はその駅のオリジナル商品だけでなく周辺各駅の駅弁を揃えている。便利と思うか風情が減ったと思うか人それぞれだろうが選ぶ楽しさは確かに増えた。目的だったのは駅弁の「神戸のステーキ弁当」「ひっぱりだこ飯」そして「手鞠鮨」、すべてそろっていたので3つ買って2930円払う。向かいの10番ホームにはトワイライトが止まっていた。これをもってあの列車に乗れたらなと思うが今日の目的は果たした。帰ることにしよう。行きとは違うルートで帰らなければならない。長浜行き新快速で京都へ。そして奈良線みやこ路快速に乗り換え六地蔵着。140円の切符を改札機に入れ旅程終了。約3時間のミニ旅であった。
乗車した大阪近郊区間内では経路に関わらず最短ルートの運賃を適用するという決まりがあるので140円の切符でこれだけ乗車できるのである(いわゆる大回り乗車)。途中下車はできないが駅弁売り場はたいていホームの中にあるので買うことができる。この方法を利用すれば140円で米原や和歌山の駅弁を買いに行くことも可能だ。今度やってみよう。この日の夕食は家族で3種類の弁当を分け合いっこして食べたのでした。