南海高野線特急列車

今年は高野山開創1200年ということで高野山への観光がにぎわっておりアクセスのメインルートである南海高野線も対応に大わらわだ。この時に合わせて高野線特急の「こうや」は期間限定で装いを改め高野山にちなんだ色合いとなった。日ごろ信心もない凡人がその電車見たさだけのために南海高野線を乗りに行った。
高野線に乗るのはこの時以来6年ぶり、橋本以南まで乗るのはもっとさかのぼる。
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なんばで
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30003Fの紫こうや編成。高徳僧のまとう袈裟の色であり、高野山に張り巡らされている五色幕の色のひとつである紫色を基調色とし、絢爛さと神秘性を表しました。

 

地下鉄を降りて南海難波駅へ向かうと切符売り場に長い行列。何かと思って近寄ると「こうや」特急券購入の列だった。10時ジャスト発のこうや5号に乗るつもりでここまで来たのに今からここに並んでは発車してしまう。ままよ、と3DAYパスだけ持って改札を通る。ホーム内にも特急券売機があるはず。しかし目の前に停まっているこうや5号の特急券はすでに売り切れ。さあどうする。

 

2列車併結
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実はこうや5号は橋本までりんかん85号を併結した8両編成である。向う側がりんかん編成。りんかんには空席がありとりあえずこちらに乗車。別列車併結の扱いだが実際はりんかんを橋本で切り離すだけのこと。JRでいえば「とき」に「たにがわ」を、「あずさ」に「かいじ」をつないだようなもの。橋本から先はどうするか… ま、どうにかなるさ。

 

道草
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りんかんをその名の由来である林間田園都市で下車。普通で二つ引き返して天美駅へ。高野線大阪府最南端の駅である。トンネルに挟まれた静かな駅である。ここで橋本からやってくるりんかん8号を待ち伏せた。11001F編成。

 

橋本駅へ到着
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撮影後来た道を急行(この区間では実際は普通)で引き返し橋本に到着。その5分後にやってきたこうや7号を撮る。30001Fの赤こうや編成。高野山の根本大塔や大門の色をイメージし、古来より漆器や調度品に使われてきた朱塗りの色をベースにしました。

 

この日こうやの特急券は完売。橋本から先も特急に乗ることなくなんとか極楽橋にたどり着いた。

 

極楽橋
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構内に停まっていた31001Fの黒こうや編成。蒔絵をイメージさせる金を施した黒色を車両ボディに与え、高野山の深い歴史、深い自然を映し出すキャンバスとしました。

 

本記事は特急列車のことだけ書いたのでその他の列車については次の記事に記します。

 

2015.5.3撮