近鉄で榊原温泉口を通るとき一瞬大きな像が目に入る。巨大なミロのビーナスやサモトラケのニケの複製でこんな山里にいったいなんだろうと気になるがいつも特急で通過するばかりで降り立つことはなかった。今回やっとその地に降り立ちその実体を間近にしてきた。駅を出て裏手に回ってすぐのところにその入り口はある。
ルーブル彫刻美術館
1987年にパリ・ルーブル美術館の「姉妹館」として開館した。「ミロ」や「サモトラケ」など同館はじめヨーロッパ各国美術館所蔵の彫刻作品の複製品約3500点が展示されている。館内にも前述の2像がガラスケース内に展示されているがそれは実物大とされている。それだけではなく
1987年にパリ・ルーブル美術館の「姉妹館」として開館した。「ミロ」や「サモトラケ」など同館はじめヨーロッパ各国美術館所蔵の彫刻作品の複製品約3500点が展示されている。館内にも前述の2像がガラスケース内に展示されているがそれは実物大とされている。それだけではなく
館内の真ん中には
大きな千手観音像が鎮座ましましている。それをとりまく西欧美術品群。東西混沌とした国籍不明の臨場感はいったい何なんだ。「俺は彫刻が好きなんだ、世界中の彫刻美術を集めたい! でも実物は手に入らないから自分で同じものを作ってやるぜ」というような創業者の意気込みが伝わってくる。
本物に接する感動を味わうことが日本にいることを忘れさせるというふれこみ。…寸分違わぬ出来でまあよくこれだけ複製できたなと感心するが、そこに漂うキッチュさは中国か東南アジアのどこかにいるようで全く日本にいることを忘れさせてくれる。
大きな千手観音像が鎮座ましましている。それをとりまく西欧美術品群。東西混沌とした国籍不明の臨場感はいったい何なんだ。「俺は彫刻が好きなんだ、世界中の彫刻美術を集めたい! でも実物は手に入らないから自分で同じものを作ってやるぜ」というような創業者の意気込みが伝わってくる。
本物に接する感動を味わうことが日本にいることを忘れさせるというふれこみ。…寸分違わぬ出来でまあよくこれだけ複製できたなと感心するが、そこに漂うキッチュさは中国か東南アジアのどこかにいるようで全く日本にいることを忘れさせてくれる。
美術館を出てその奥手には
寶珠山大観音寺
入り口にはなぜかカエルの音楽隊の人形群がお出迎え???
入り口にはなぜかカエルの音楽隊の人形群がお出迎え???
本尊・高さ33m純金大観音立像
33mもある純金ねえ、錆のようなものが浮いているようにも見えたが有り難いことぢゃ。オスカーワイルド「幸福の王子」のようにならぬようツバメは近寄せないほうがよろしいかと…。
33mもある純金ねえ、錆のようなものが浮いているようにも見えたが有り難いことぢゃ。オスカーワイルド「幸福の王子」のようにならぬようツバメは近寄せないほうがよろしいかと…。
この後にも四国88か所霊場、天狗厄除け滝と続きさらに
まだそのあとに十二支御守本尊霊場、やるき達磨像がありどこにお参りし願掛けするかはより取り見取りの有難さで満腹の境地。
そんな気持ちになった参詣者に
にっこりお福様がお見送り、出口に向かう参詣者は笑顔笑顔。
にっこりお福様がお見送り、出口に向かう参詣者は笑顔笑顔。
ああ、どれほどの功徳とご利益を頂いたことやら…。日曜日でも清閑とした美術館で世界有名美術作品の感動を受けた上にこのような霊験あらたかな体験をさせていただいて記念のお守りまでいただけるのですよ。それで2000円とは安い安い!。
2015.4.5訪問