尾鷲の街

列車を尾鷲で降り街を歩いてみた。

 

尾鷲駅
イメージ 1

尾鷲市は昭和29年に市制となり山と海に挟まれ現在人口約2万人の小さな市である。特急停車駅であるが同じ列車で降りた客は数えるほどで駅前も静かだった。

 

市立天文科学館
イメージ 2

駅から徒歩10分ほどに中村山という小高い丘があり全体が公園となっている。その頂上に同館が建てられている。バブルの頃交付された「ふるさと創生基金」を使って口径81㎝の反射式天体望遠鏡が備えられた。当時は東海地方最大のものだったそうな。日を決めて観測日があるそうだがこの日は使われていなかった。

 

天文科学館屋上から
イメージ 3

市街が360°一望できる。東北東方向を眺めたところ、市街地と尾鷲港が良く見える。漁港の街であることがわかる。画面右端奥に見える陸地は島勝浦という紀伊半島から飛び出した小さな半島の突端部になる。この半島の付け根は隣の紀北町になるのだが突端部は尾鷲市の飛び地になっている。

 

お魚いちば おとと
イメージ 4

国道42号沿いにある大型土産店。地元の海産物だけでなく農産品も揃う。旬の食材を使った食堂もある。その他の外食店も隣接している。街中は静かだったが広い駐車場があるためかここはにぎわっていた。

 

土井の竹林
イメージ 5

おととから案内板に従って小道を入っていくと手掘りトンネルの先にのびのびと育った竹が密生している。昔この辺一帯は林業を営んでいた土井氏の領地でその領地は和歌山県にまで連なるものだったという。ここに薩摩から運んだ竹を移植したものが残っているのである。

 

限られた短い時間だったが以上訪れた。

 

2016.5.29訪問