阪急9300系に乗った

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同系が登場してもう1年近くになるが、今日大阪からの帰りやっと乗ることが出来た。遅まきながら乗車した感想を記す。阪急久々の純新車ということで阪急らしさを踏襲しつつもそれまでものとは一線を画している。製造したのが長年続いてきたアルナ工機から日立に代わり今までの車両と変わったところがイヤでも目に付く。まず、内装の木目化粧板はマホガニー色で従来よりダーク調になった。転換クロスシートはゆったりとしてシックな模様で高級感がある。しかし車体が3扉のせいかそれほど落ち着きを感じない。窓サッシの取り付け法ははめ殺しとなり、また日よけがアルミ製のよろい戸型のものから下降式の布製になった。阪急の車両でこの変更は創業以来ではないだろうか。全体に窓周りはスマートになった。網棚が京阪8800で使われているような透明アクリル板のものになってこれも高級感を出している。さて内装で一番変わったと気づくのは何といっても天井周りだろう。扉のすぐ上から白基調で間接蛍光灯照明の柔らかい光がさす。この辺は新幹線の車両も作っている日立らしくどことなくJR東海700系を思わせるような作りである。6300系に比べ走行音も静かなように思えた。やはり新車はいい。ちょっとした旅行感覚を楽しめた。