1984/和歌山紀行その2・紀州鉄道日高川駅

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その日のうちに海南から御坊まで行き、日の岬など見て回って投宿。翌日宿の最寄り駅市役所前から紀州鉄道日高川行きに乗る。たったの2駅あっという間に着いた。かつて当鉄道は御坊臨港鉄道という名称で、川を船で下ってきた農産物や木材あるいは織物などを日高川駅で貨車に積み込んでいたのだろう。だが往時の賑わいはすでになく人気のない荒れ果てた駅舎がぽつんと立つ無人駅であった。一日全26往復のうち隣の西御坊までの列車は何本もあるがここまで来る列車は一日9本だった。乗ってきた列車を見送ると後は何もない。西御坊まで線路脇を歩いて次の列車を待つことにした。そんな西御坊~日高川の一駅はこの5年後に廃止となった。だが聞くところでは線路敷きは今でも残っていてこの地域の再開発が進めば復活するかも知れないとのこと。