やはり国鉄型気動車①58系

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先日消えていった急行かすがは最後はJR東海キハ75だった。速くて快適で急行料金に見合った車両であることは否定しない。でもぱっと見て「あ、これは急行だな」と思わせるインパクトにどこか欠ける嫌いがある。急行用とすぐ思い浮かべるのはキハ58系、あの顔、国鉄時代から続いてきたあの色。たとえ最新車に比べて設備が旧式でスピードが出なくても急行に乗れたと納得させてしまうものがあった。華やかなりし頃には500kmに及ぶようなロングランの列車も珍しくなく乗客は朝から夕方までずっと乗り詰めだったけどむしろそれに旅情を感じたものだ。が、急行列車の退潮に連れ1970年代終わり頃からは地方のローカル運用に使われるようになった。それでも急行色はそのままで普通列車の中に58系が混ざっているとそれに乗車して少し得した気分になった。腐っても鯛の貫禄である。JR化後も活躍を続けていた。そんな各地で見かけた58系の姿を見てみよう。

 

高山本線・鵜沼~坂祝間 岐阜行き普通4連のうち後ろ2両が58系だった 1988.9.15撮
山陰本線・松江 快速しまねライナーに使用される2連 1990.2.11撮
関西本線伊賀上野近鉄伊賀線と並ぶ普通加茂行き 1990.5.3