消えたJR線・鍛冶屋線

JRになってからあちこちで支線が廃止・3セク化されていきました。JR鍛冶屋線は加古川線野村(現在の西脇市)から北へ鍛冶屋まで延びていた盲腸線でした。加古川線には国鉄時代他に三木線、北条線がありましたが早くに3セク化されました。この鍛冶屋線だけはその2線よりは平均乗降客数が多く沿線人口の増加も見込めると言うので存続しJR化されましたが、見込みとは逆に乗客減となり1990年3月末で3セク化されることもなく廃止されました。JR化されてからは3年の命でした。営業成績ではここより下だった北条・三木線は3セク化で曲がりなりにも現存しているのを考えると皮肉なものです。野村は西脇の町の外れで、せめて市中心部にある西脇までの1駅だけでも残せばよかったのにと思います。今は野村が西脇市と改称して市の玄関口となってます。

①西脇にて
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市中心部にあり有人の大きな駅だった。キハ23や30がまだ残っていた。

②鍛冶屋にて
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ここと久留里線しか走ってないキハ37も見られた。この車両の顔、何となく東南アジアっぽいなあと感じる。

③鍛冶屋駅全景
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町はずれの古びた駅舎。まだ兵庫県なのだがここが近畿地方の果てで山の向うは中国地方という印象を持った。

1990.1.2撮