豊橋鉄道豊橋市内線

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路面電車の終点で待ち合わせしたよねあの日も
リュックサックに胸いっぱいの伝えたい気持ちを詰め込んで
(渡辺美里-跳べ模型ヒコーキ)
この歌の路面電車の駅がどこなのか気になっていた。別に実在でなくてもいいわけだけど、そういうことが気になることがある。駅で待ち合わせして二人で海へ行って模型ヒコーキを跳ばしたという設定のようなので江ノ電の藤沢か鎌倉が有力であろう。夏に七里ガ浜でヒコーキを跳ばすのは絵になる。それを台風の通り過ぎた秋に思い出してもう一度あって映画でも見に行きたい、そういう歌なのだ。
ではそれ以外の電車の線はありえないか。以下の文は合理的考察の持ち主にはまるで説得力がないのでお読みいただくのは忍びない。私の独断と偏見による戯れ事である。
たとえば豊橋市内線ではダメだろうか。それでは海と離れた方向に行ってしまうからまず合わない。でも私この歌のイントロ聴いてまず思い浮かべたのは何あろう豊橋市内線だった。このマッタリしたメロディーに合うのはここだと思えたのだ。比較的温和な気候の豊橋のまち。広いながらも他都市ほどの交通量ではない道の上をゆったりと走るこの電車にのるとどこか楽しいところへ連れて行ってくれそうな気になる。終点は二つあるが運動公園前へ行ってみよう。電停前にそれほど待ち合わせ場所というようなものはないがすぐ前に岩田運動公園があり、水神池のほとりの散策路でヒコーキを跳ばしてみたらどうだろう。海辺で跳ばすよりは風の影響も少なくて飛ばしやすいのではないか。否あまりうまく跳ばなくても「まだ行ったことのない砂漠のことをくりかえし話し」してみようとなる雰囲気ではないか。その日は帰りも電車に一緒に乗ったのだ。今は帰り道も変わったけど楽しかったあの日の電車の中が思い出される。私自身が乗ったのももう十数年前の風のない夏の日だった。
路面電車の終点で待ち合わせしたよねあの日も
帰り道も変わったけれどいまでも きみがとても好きです