キハ58時代のJR東海快速みえ

名古屋と鳥羽を結ぶ快速みえが登場したのは1990年だったと記憶する。かつてこの区間にはDC急行いすずというのがあって伊勢路への客を運んでいたが、並行する近鉄が1970年に宇治山田から鳥羽へ延長さらに志摩線改軌で賢島まで行けるようになっては単線未電化区間気動車急行では勝ち目なくズルズル水をあけられてしまった。JR化後巻き返しを図るべく登場したのが料金不要の快速みえだった。かつて急行いすゞに使っていたのと同じ58系DCだがエンジンをカミンズ製の高出力のものに変え110km/hまで出せるようにした。外観はJR東海コーポレートカラーとなり車内は冷房化され新幹線0系で使われていたシートに取り替えて快適さを増した。みえは当初1往復紀伊勝浦行きも作られたがそれはやがて特急南紀に格上げされた。また奈良行き急行かすがにも使われた。高出力化されたからこれは長生きしそうだと思っていたら程なくキハ75が登場して活動範囲が狭められ2001年ついに全車引退した。現在JR東海には58系はもういない。

 

①南四日市 1991.1.4
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②松阪 1992.9.15
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③津 1993.9.23
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なお58系時代のかすがも記事にしてます。よろしければどうぞ。
http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/14514625.html?p=12&pm=l