水間鉄道1979

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このところ南海の記事を出したりTBを頂いたりしているので、南海つながりでここも出しておこうと思う。とはいえ南海とは資本提携関係はない。しかしかつては南海の旧型車両を譲り受けて走らせておりあたかも南海の一支線のように見えた。ただ色は南海時代とがらりと変わって赤とアイボリーのツートンにしたのが南海系列ではないことを指し示しているようであった。ごついパンタグラフと前幌が目を引く。それだけだと武骨そのものなのだが、どこかやさしい顔つきをしていて親しみがもてた。側面窓が2段式のものと1段式のものが混在していたのもわかる。これは南海での製造年次によって変わったことによる。(国鉄末期205系の1次型は2段窓だったのが2次以降1段になった経緯と似ている。)連結器がただの自連なのにも目が行く。

 

実は私がこの鉄道を訪れたのはこのとき切りでその後見てないのだが(同じ関西にいながら怠慢)、今はこれらの車両は引退し東急からきた7000系に取り替えられた。東急の7000系は各地に散っていったが、まさか大阪近郊で見られるようになるとは思わなかった。銀色の輝きは褪せることなく、メンテナンスの経済的人的余裕のない地方私鉄にはうってつけなのかもしれない。旧南海の旧型車は1両だけ今も水間駅構内に残っているそうだ。いずれも1979年5月3日撮、ネガは行方不明。写真からのスキャンのため不鮮明なことをお許しください。