特急色、京阪300形

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三条から京津線が出ていたころ、それもかなり昔、急行が走っていて260形や300形で運用されていた。それらの車両は京阪線の特急と同じマンダリンオレンジとカーマインレッドのツートンカラーに塗られていた。色こそ同じだが車内設備は京阪線の特急とは差があったので見掛け倒しな感は免れなかった。やがて急行がなくなり準急に変わったがしばらくはそのままだった。ところが1979年に500形が濃淡グリーンの一般色で登場してきて準急の主力として使われるようになった。既存の260形や300形もそれに倣うかのように次第に一般色に変えられ翌年の1980年には完了したと思う。

 

見掛け倒しなどど悪口を書いたが、それがなくなると大津線になんとなく花がないような寂しさを感じるようになった。そして気づいてみると特急色を撮った写真が見当たらない。唯一出てきたのがこれ。ネガは見つからず写真からのスキャン。三条~石山寺の準急が石山寺に到着するところ。その数年後のダイヤ改正で準急の石山寺までの運行はなくなりすべて浜大津どまりとなった。特急色のリバイバル、1900ばかりでなく大津線のでもやらないかな(600も700も最初から一般色だったが窓配置は300形をしのばせるのでそれでいい)。

 

1974.5.3撮 石山寺