乗りました、おおさか東線

3月15日に開業したJR西日本おおさか東線久宝寺~放出間、昨日(30日)やっと乗ってきた。最初のうちは混んでいるだろうし少し間をおいたほうが良いだろうと考えてだが、果たして。

 

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当日は雨、日曜の昼下がりの久宝寺駅。201系6連の電車は発車間際になっても空いていた。しかし最前部運転室後ろはやはりそれらしき人が2人陣取っていた。仕方ないのでその後ろの席に座っていたが他には誰も座らず向かい側もずっと空き。昼間は6連は持てあまし気味。

 

元の城東貨物線を複線電化高架化して旅客営業にも使うことになり、間に5つ駅が作られた。そのうちの3つはJRの名を冠しているが明らかに近鉄線を意識したネーミングだ。その一つJR河内永和駅近鉄奈良線との接続駅で立体交差している。ホームから近鉄線を眺めた。
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そもそもこの区間を先行開業したのもあきらかに来年予定されている阪神なんば線開業による近鉄との相互直通乗り入れを意識してのことだろう。もちろんおおさか東線も地域の利便のために15~20分毎の線内普通電車は走るがそれとて輸送需要はこの線だけで完結するものでなく学研都市線大和路線との接続があってのことだ。何より阪神~奈良間直通の集客を狙ってタッグを組んだ阪神近鉄両社の思惑に対してそうは問屋がおろさぬと先手を打ったということだろう。向こうを張って奈良から尼崎までの直通快速も作られた。線内は全駅通過だがことに阪奈エリアから乗り換えなしで大阪キタへ客を運べるのは2社にとっては脅威なはずだ。

 

来年にはこの河内永和でライバル同士が顔をあわせる図が見られるわけだ。しかしお互い無視して直通優等列車はこの駅を通過するのだろうな。

 

どこも高架駅で何かニュートラムにでも乗っているような乗り心地。正直なところ全線高架で工場や住宅を縫って走る路線にはあまり大きな感銘も受けないまま約12分で終点放出に到着した。

 

2008.3.30撮