京都寺町二条・村上開新堂のロシアケーキ

京都市役所の近く寺町二条を上がったところにうっかりすると見過ごしてしまいそうな洋菓子店がある。古いつくりの店構えで一見これが洋菓子の店とは思えない。これこそが創業明治37年、京都最古の洋菓子店といわれる「村上開新堂」である。
店内も薄暗くレトロな雰囲気が漂う。ショウウインドウがあるが中に品物がそれほど置いていない。ここで売っている商品は3種類だけ。クッキー、みかんゼリーそしてロシアケーキだけである。しかしクッキーやみかんゼリーは注文生産になっていて店頭ですぐに買えない。予約して手に入るのは3ヵ月後くらいになるという。そういうわけでその場で買えるのはロシアケーキだけである。ロシアケーキというのはいわゆるケーキではなくクッキー生地にさまざまなトッピングを施したものである。ショウウインドウには5種類のものがすべて1枚190円で売られている。

 

10枚入り1箱を買う。箱代を入れて2089円
イメージ 1

手提げ袋と包装紙。派手さはない。包装紙はなぜか古代エジプト模様になっている。最近紐でくくってくれる店は少数派になった。

 

包み紙を開けて
イメージ 2

箱に赤いリボンがついている。お手間入りで…、箱代がかかるのも無理はない。

 

箱を開けて
イメージ 3

3種類のケーキが10枚並べて入れてあり口上書が添えてある。
製品の下に敷いてある緩衝材も最近あまり見ないようなものだった。

 

箱から出して
イメージ 4

レーズン、アプリコット、チョコレートの3種類。生地はサクサクした感じ。チョコレートは濃厚なココアのような味だった。どれもどこか懐かしさを感じさせるような風味だった。

 

今度は3ヶ月待ちといわれるクッキーを予約してみようと思う。