2012和歌山紀行 ②南海和歌山大学前駅

和歌山市で普通に乗り換えてもう少し引き返す。目指すはこの4月1日に開業したばかりの和歌山大学前駅。孝子駅と紀ノ川駅の中間に設けられこの駅が南海本線では和歌山県最北の駅となった。この地に和歌山大学が移転して以来県、市や大学が新駅設置を南海に求めるも地形的な条件から実現が遅れていたがこのたびようやく完成した。とはいえ駅名にある和歌山大学はここからさらに2kmほどのところにあり徒歩かシャトルバスで行く必要がある。それでも従来より交通アクセスは改善されたようだ。谷間に作られた橋上駅舎となっていて東西双方へ出入りできる。

 

東口
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ホームより高い位置。こちらが大学への玄関口となり大学・JR和歌山方面へのバスが発着する。大学最寄り駅らしく落ち着いた雰囲気になっている。とはいえ日曜のせいか学生の姿はない。東口に立つと和歌山市北部が一望できる。

 

西口
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ホームより低い位置。東口よりこじんまりしているが並行する国道26号線に向かう口でありやはりバスターミナルがある。レンガ模様のピロティーは難波や和歌山市駅に倣っているようでやはり南海の駅だなと感じる。
現在のところ駅の周りには金属加工会社の工場が目に付く程度で他には何もない。しかし駅付近は目下ふじと台という住宅地が造成中であり、駅名にもその名を( )で入れている。数年後にはこの駅はベッドタウン駅としての役割も持つはずである。建物にEstacionなるロゴが入っているのを見ると駅ビルに商業施設も入ることであろう。

 

ホームで
難波行きサザン通過、ただし自由席車
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やってきた和歌山市行き普通
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これに乗って和歌山市へ戻った。

 

当駅に停車するのは急行以下の列車だが急行は朝夕に数本あるだけで日中は30分に一本の普通だけしか停まらない。大学・住宅地の発展で今後どのようになるだろうか。

 

2012.4.22撮