ポンポン山・前編

善峰寺への道はその先も山に向かって続く。京都府大阪府の境にそびえるポンポン山(678.9m)である。1時間ばかりで拝観を済ませ山登りを開始する。我が家の近くからもこの山は眺められ緩やかそうな稜線を描く丘といった風情である。楽に登れるであろうか。

 

寺の先も舗装道路が続きそのまま行けば杉谷という集落を経てポンポン山に至る。その道を通るのが一般的コースだが、もう一つのルートがある。寺を少し上がったところから小さな木橋を渡って入る細い山道が別れている。これが釈迦岳という峠を越えてポンポン山に登る道で今回そちらを通ることにする。
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5分ほど登ったところで「善峰寺展望所」と記された道標があって細い道が出ている。そちらへ少し進むと先ほど参った善峰寺の全景が見渡せる。
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景観に見とれているのもつかの間、そこから先はすごい傾斜の坂道で唖然とする。遠くからは緩やかな稜線に見えた山も実際に登ってみると険しく低い山と侮れない。休憩所などないが何度か立ち止まりつつ登り続ける。うっそうとした杉木立で4枚着重ねても暑いと思えなかった。

 

それでも約40分で釈迦岳(631.0m)到着。一応峠ではあるが樹木に囲まれまったく遠望は利かない。場所の表示はあるが他には何もない(事前に読んだ某ブログの登山記に載せられていた写真ではベンチが写っていたが今回見たところではそんなものはなかった)。5分ほど休んで先を急ぐ。
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送電線の鉄塔の下を通ったりしてそれまでよりは幾分楽な道となる。杉谷回りの道に合流する。そしてこんな看板が目に入る。
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今年は熊が各地で出没して人的被害も報道されているが、やはりこの辺でも出てくるのか。この後通った下り道の道端に先月15日にこの山道で熊らしきものが目撃されたと掲示されていたのでやはり用心はしたほうがよさそうだ。そろそろ冬眠の季節だけどね。

 

さて正午に近くなったところでポンポン山山頂の表示に出くわす。道標の先にある枝道を少しだけ登ると視界が開け頂上到着。
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山頂。看板越しに北のほうには愛宕山が見える。東のほうは京都市街、南のほうは大阪府北部が見渡せる。
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大勢の登山者で賑わっている。丁度昼時なのでここで弁当を広げる

 

2010.11.21 登頂
つづく