福知山鉄道館ポッポランド

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京都府北部の中心地福知山は鉄道のジャンクションとしても栄えてきた。京都と大阪から来た山陰方面への路線が合流する地点でありまた宮津へ向かうKTR線の分岐点でもある。国鉄時代には管理局があり車両区があった。足の便のよさから工業地区・文教地区としても開け、近郊に工業団地が出来駅周辺にいくつもの高校がある。この町の歴史から鉄道の存在を無視することはできない。そんなことから平成10年に町の中心にある商店街の中に鉄道関連の記念館が作られた。その立地上山陰線、かつてこの福知山から延びていた北丹鉄道関連の展示が多い。同じ京都府にありながらなかなか訪れることが出来ず先日やっと行くことができた。鉄道で行くのがあらまほしけれではあるが、京都から普通で一本で行こうとするとあまりなく園部辺りでの乗換えが必要、それが嫌なら特急となるが神戸へ行くのとそう変わりのない距離で特急料金を払いしかも新快速よりは遅いというのが何か合点行かず、マイカーで行った。
国道9号で福知山市に入りお城が見えてくるとポッポランドの表示も出てくるのでそれに従い道を曲がるがそこから先の道がわからない。小さな表示を見つけて細い道に入っていくと有料駐車場がある。そこに停めて場所を聞くとアーケード商店街をまっすぐ行ったところだった。地元としては一等地に作ったつもりだろう。でも初めての者にはわかりにくい。駅からもだいぶ離れている。何かほかの用途に使われていた建物を改造したと言う感じのつくりだった。入場は無料。木曜定休とある。改札口のようになった入り口を抜けるとC57の大きな動輪が迎えてくれる。だが日曜日このアーケード街の多くの店が閉まっていた。これではあまり来る人もないだろう。私のほかいるのはパートらしきおばさんと近所に住んでいるらしき子どもだけ。子どもは箱根登山鉄道を撮ったVIDEOを見ていた。国鉄時代の山陰線の駅名表やヘッドマークなど展示されていた。中央には地上時代の福知山駅を模したNゲージレイアウトがあった。ただし動いていなかった。っそして廃止されてすでに35年になる北丹鉄道の器具や写真が展示されていた。これは見もの。その路線は現在KTRに引き継がれている。奥にもまだ少し展示品があるようだったが照明がされずにオフリミットになっていて見られなかった。それだけ見てあと2号館もあるというので移動した。100mほど離れたところにあって実物のC5856機が館内に静態保存されている。最後の頃は福知山機関区に所属していたそうだ。狭い中によく収められたなという感じだった。保存状態はよいがヘッドライトのガラスがなくなっているのが気になった。これだけ見て後にした。
後で知ったのだが1号館の裏手に無料駐車場があったのだ。知っていたらここに置いたのにと思ったが後の祭り。鉄道で来る人を対象にした施設だからなのだろうが、マイカー客への案内ももう少し配慮してほしいところである。